267 A fragment from an unidentified poetry collection, possibly Utamakura nayose (Utamakura Reference Book); the first poem of the fragment opens with, Aizu no (あひつの)
Item
Title
267 A fragment from an unidentified poetry collection, possibly Utamakura nayose (Utamakura Reference Book); the first poem of the fragment opens with, Aizu no (あひつの)
Calligrapher
Attributed to Tsumori Kuninatsu (1288-1352)
Style/period
Nanbokuchō/Muromachi (1333-1568)
Date
Nanbokuchō
Material
Calligraphy fragment; ink on paper
Measurements
21.2 x 13.3 cm
Identifier
Z42_4j3_114a_267
Item Locator
Z42.4 J3
Transcription
[君をのみしのぶの里へゆくものを]あひつの山のはるけきやなそ/あらしの山/拾三あさまたきあらしの山のさむけれは/ちるもみちはをきぬ人そなき さ衛門督公任/金三よ中をあきはてぬとやさをしかの/今はあらしの山になくらん 藤原顕仲/千五けふみれはあらしの山はおほ井かは/もみち吹おろす名にこそ有けれ 俊恵/新古八うき世には今はあらしの山風に/これやなれ行始なるらん 俊成
Description
Information on kiwame fuda (Identification/Authentication slip): 津守 国夏/あひつの
(極印)弌守
(筆跡)平塚平兵衛
(極印)弌守
(筆跡)平塚平兵衛
Attributed to Tsumori Kunimatsu; Authentication Seal: Isshu; Authenticator: Hiratsuka Heibei
Upper Phrase (kami no ku) Height: 18.4 cm
Source
「あらしの山」という題は『五代集歌枕』と近い。含まれた歌の種類と並びは『歌枕名寄』の方が近い。『あさまたき』の歌の下の句は『五代集歌枕』所収のもので、『歌枕名寄』所収のものとは異なる。「あさまたき」は『拾遺和歌集』自体ではなくて『拾遺抄』所収のものが採用されている。
〈第一巻 3〉拾遺和歌集(京都大学附属図書館蔵本)シュウイワカシュウ
嵐の山のもとをまかりけるに、もみぢのいたくちり侍りければ
右衛門督公任
210
あさまだき嵐の山のさむければ紅葉の錦きぬ人ぞなき
〈第一巻 3'〉拾遺抄(宮内庁書陵部蔵四〇五・一一一)シュウイショウ
あらしの山のもとをまかりけるにもみぢのいたうちり侍りければ
右衛門督公任朝臣
130
あさまだきあらしの山のさむければちるもみぢばをきぬ人ぞなき
でもどちらの出典ではない。
〈第十巻 181〉歌枕名寄(万治二年板本)ウタマクラナヨセ
同 紅葉
公任
679
朝まだきあらしの山のさむければ紅葉のにしききぬ人ぞなき
金三 鹿
顕仲
682
世の中を秋はてぬとやさをしかのいまはあらしの山になくらん
千五
俊恵
683
けふみればあらしの山は大井河紅葉ふきおろす名にこそ有りけれ
同八
俊成
685
うき世にはいまはあらしの山風にこれやなれゆくはじめなるらん
******
〈第十巻 181〉歌枕名寄(万治二年板本)ウタマクラナヨセ
右詞云、陸奥にまかりくだりけるに、忍ぶのこほりといふところにはやう見し人をたづねけれど、その人なくなりにけるとききてとなむ
里
後十九 詠合会津山
藤原滋幹女
6962
君をのみしのぶの里へゆくものをあひ津の山のはるけきやなぞ
********
〈第十巻 180〉五代集歌枕(日本歌学大系)ゴダイシュウウタマクラ 五代集歌枕巻上
あらしの山 同
12
朝まだき嵐の山の寒ければちる紅葉ばをきぬ人ぞなき
滋幹女歟
1769
きみをのみしのぶのさとへゆくものをあひづの山のはるけきやなぞ
嵐の山のもとをまかりけるに、もみぢのいたくちり侍りければ
右衛門督公任
210
あさまだき嵐の山のさむければ紅葉の錦きぬ人ぞなき
〈第一巻 3'〉拾遺抄(宮内庁書陵部蔵四〇五・一一一)シュウイショウ
あらしの山のもとをまかりけるにもみぢのいたうちり侍りければ
右衛門督公任朝臣
130
あさまだきあらしの山のさむければちるもみぢばをきぬ人ぞなき
でもどちらの出典ではない。
〈第十巻 181〉歌枕名寄(万治二年板本)ウタマクラナヨセ
同 紅葉
公任
679
朝まだきあらしの山のさむければ紅葉のにしききぬ人ぞなき
金三 鹿
顕仲
682
世の中を秋はてぬとやさをしかのいまはあらしの山になくらん
千五
俊恵
683
けふみればあらしの山は大井河紅葉ふきおろす名にこそ有りけれ
同八
俊成
685
うき世にはいまはあらしの山風にこれやなれゆくはじめなるらん
******
〈第十巻 181〉歌枕名寄(万治二年板本)ウタマクラナヨセ
右詞云、陸奥にまかりくだりけるに、忍ぶのこほりといふところにはやう見し人をたづねけれど、その人なくなりにけるとききてとなむ
里
後十九 詠合会津山
藤原滋幹女
6962
君をのみしのぶの里へゆくものをあひ津の山のはるけきやなぞ
********
〈第十巻 180〉五代集歌枕(日本歌学大系)ゴダイシュウウタマクラ 五代集歌枕巻上
あらしの山 同
12
朝まだき嵐の山の寒ければちる紅葉ばをきぬ人ぞなき
滋幹女歟
1769
きみをのみしのぶのさとへゆくものをあひづの山のはるけきやなぞ
Gertrude Bass Warner Memorial Library
Repository
University of Oregon. Libraries. Special Collections & University Archives
Institution
University of Oregon
Type
Image
Format
image/jpeg
Rights
No Copyright - United States
Rights Holder
University of Oregon. Libraries. Special Collections & University Archives